日記

2007年01月10日
今日も1日が過ぎようとしている。この高台から見える夕焼けが、私は好きで、いつも疲れた時はここに来る。人間いろんな状態の時がある。憂うつな時、飛び上がって喜びたい時、普通の気分の時…。
 高台からは、近くの小学校が見える。子ども達、楽しそうに遊んでいる。いじめが原因で、自殺する子ども達が最近多い。この国の将来を作る子ども達、果たしてそんな現状で日本に明るい未来はくるのだろうか?ふと、そんなことを思った。
 高台から、少し降りると小川がある。小川に目をやった。小さい魚が泳いでいた。「ちゃんと泳いで、立派な魚になってくれよ」そう心の中でつぶやき、小川を後にした。
 もう、人生もだいぶ生きたな〜。これからは、平凡で良いから、幸せな日々を送れるといいな。ふとそう思って、家路へと向かった。
                        
2007年01月03日
病院日記2

ー続きー

ふと、待合室の端で電話をいじりながら、少しずつであるが患者の入れ替わりが見られるようになってきた。朝、自分より少し前に来て、待っていた人も、診察室に呼ばれて中へ入って行く。自分の番が近づいて来ているのが分かる。心がうきうきしてきた。一筋の希望の光が、眼の前を明るく照らし出した。「もう少し、もう少し」と心の中で、呟いた。そして、遂に「中へお入りなさい」との声、念願の診察まであともう少しだ。
 しかし、案内された待合室の窓口は、番号も一番最後の番号で閑散としていて、何か様子が変だった。看護婦さんの態度も何だか冷たい。そして、何だかんだありながらも自分の番がやって来た。「これで、やっと診て貰えるんだ」と喜びも束の間、診察室での医者の無愛想なこと無愛想なこと。触診はおろか、薬も出してくれず、「はい。いいですよ」と。とほほ。
 会計を済ませ、「本当に払ったお金分の診察をしてくれたのか」と思いながら、病院を後にした。
                    ーおしまいー
2006年12月28日
病院日記

今日は朝から、胃の調子が悪い。胃がムカムカして、軽い吐き気がする。そんなんで、病院に行くことにした。
 まず、診察券と保険証を用意しなければ…。保険証が戸棚の奥にあった。「ホッ」とした。そして、病院へ電車で向かった。小銭を出して、切符を買った。そして、駅のホームへと階段を駆け上がった。病院の最寄り駅に着き、「ふっ」とひと息をついてから改札を出た。病院まで少し歩いたが、無事に着くことができた。
 そして、病院の入り口の自動ドアをくぐり、自動再来機のある場所へと向かった。受診科は内科である。何だか、自分が大きな病気ではないかと怖かったけれど、とにかく受診してみようと思った。そして、内科へと向かった。内科の受付で、問診票と体温計を渡された。なので、問診票に病状を「吐き気がする」と記入した。体温計で熱を測ったが、熱は36度で平熱だった。その日の内科はとても混んでいて、イスは全部埋まっていた。早く順番が来ないかと思ったが、今日は混んでいますという説明もあり、待たされるのは、逃れられないようだった。
 仕方がないので、電話をいじって時間を潰していた。でも、自分の病気に対する不安はますます高まっていった。しかし、いっこうに順番は回って来ない。不安は最高潮に達した。                       つづく。
2006年12月17日
喫茶店にて(続き)

紅茶を飲み終え、しばらくボーッとしていた。そうだ、本屋に行こう!そう思った。レジへ向かい、ポケットからレシートを取り出し、会計を済ませた。
 店を出て、本屋に向かって歩いて行くと、少し雨がぱらついてきた。でも、小降りだったので、傘は差さずに歩いて本屋に向かった。道の途中、例の、子どもが倒した自転車があった。色は赤いワインレッドの自転車だった。ふと、自転車を元の状態に戻そうかと思ったが、やめた。
 本屋に入った。何か息抜きになる本があるのではと周囲を見渡した。すると、誕生日で占いが出来る本が売っていた。すかさず私はそれを手に取り、自分の誕生日のページを開いた。適職とか、基本性格などが書いてあり、面白そうだったので、思わず見入ってしまった。私と同じ誕生日の欄に、山県有朋の名前があった。どこかで聞いたことがある。どうも、明治大正時代の政治家らしい。長所の欄を見た。「リーダー資質がある」などと書かれていた。反対に短所の欄を見たら、「神経質」などと書かれていた。この本は、買っても良いなと思ったが、3千円近くするのでやめた。
 そして、ひと通りその本に目を通した後で、疲労感を覚えたので店を後にした。                         −終わり。−
2006年12月10日
最近、寒い日が多い。冬にもう入っている。
そんな中、昼間に私はある街へ出かけた。そして、まず、喫茶店に入った。店に入ると、ウエイトレスの女性が笑顔で、「いらっしゃいませ」と言ってきた。
 店の中はいささかタバコ臭かった。タバコのにおいを避けるように、禁煙席に座った。店内に入った時のウエイトレスの笑顔が、作った笑顔なのか、本心からの笑顔か少し気になった。でも、「そんなことはどうでも良い」と自分に言い聞かせた。そして、本を開いた。難しい内容の本で読んでいる途中に、読む気を無くした。そして、ちょうど紅茶が来たので、ミルクを入れて紅茶をすすることにした。飲むと、紅茶の香りが口の中いっぱいに広がった。その時、あまりにも紅茶が美味いので、読書は、どうでも良いと強く思った。「もういいや、花より団子ならぬ読書より紅茶だ」と思い、2杯目の紅茶をを口にした。
 窓の外には、通行人が見える。小さな子どもも見える。ああ、誰かの自転車をひっくり返した!
「まあ、そんなことに気を取られないで、紅茶の味を楽しもう」と私の心の声が聞こえた。
 再び、紅茶をすすった。少し、紅茶が冷めてきた。「ぐっ」と飲んだ。ミルクがきいていて、大変美味しかった。この続きは、来週にまた書こうと思う。
    


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